気まぐれ日記 2021年1月

2020年12月はここ

1月1日(金)「エッセンシャル・ワーカーの時代・・・の風さん」
 静かに新年が明けた。全国各地の初詣や初日の出など、天候が悪いこともあるが、自粛と警戒で人出は大幅に減るだろう。今年は仕方ない。皆が命を守ることが最も重要だ。
 途中まで観ていた映画の残りを観た。「アデライン、100年目の恋」である。最近観ている映画の傾向の延長線上にある。29歳で老化が止まり、現在100歳をこえている女性が主人公である。恋をしてゴールインすると、相手を苦しめると考えて、恋をしないようにしている。しかし、どうしてもそうなってしまうのは、美貌ではなく、輝く若さである。半分観終わったところで、作家としての習性で、後半を予想していた。つまり、恋人の父親とかつて恋をした経験があるのではないか、ということだ。
 後半が始まってまもなく、予想通りの展開になってきた。作家である自分の課題は、結末である。最後はどうなるのか、どうするのか、ということだ。これが悩ましく、良いアイデアが浮かばなかった。結果はアメリカらしい終わり方で、自分には作れないものだ。それよりも、物語で素晴らしいというか勉強になったのは、恋人の父親と母親がちょうど結婚40周年を迎えていて、主人公の登場がこの熟年夫婦にちょっとした波風を立てたことである。
 いつものように起床し、入念なストレッチから始まった。
 夫婦二人だけでも、ちゃんとお節を作ってくれたので(感謝)、三陸のうに(知人の贈り物)、当地のなまこの酢の物を当地のみりんの御屠蘇で祝うことができた。雑煮は母から継承したもので、長女の大好物だ。今は作らないが、やがて継承してくれるだろう。お節の重箱は昨年次女が目をつけたので、これもいつか継承してくれるものと期待している。親から子、子から孫へとDNAが伝わることは自然の営みであり、それだけで素晴らしいことだが、料理や什器、家風や伝統が伝われば、さらに素晴らしい。人生の意味があったということだ。
 ワイフは、ミニサイズにしたお節を持って名古屋へ出かけた。コロナで帰省を自粛した長女へ届けるのである。宅配のドライバーをしているご主人は、昨日も今日も激務が続いている。医療従事者を筆頭に、この時期ほどエッセンシャル・ワーカーが注目されたことはないだろう。多くの職業従事者は皆エッセンシャル・ワーカーである。
 多くの雑務をこなしてきた私は、いよいよ執筆にウェイトを置く。もう時間がない。

1月2日(土)「PC3⇒2台へ・・・の風さん」
 半徹夜で頑張ったが、執筆のゴールは見えない。いくら何でも正午には起床できると思ったのが、ふと枕元の時計を見ると、午後1時47分! 
 普通に起きたワイフと合流し、午後3時前にはブランチというか、お節とお雑煮を食べることができた。
 今日の目標はもちろん執筆だが、執筆環境の改善もしなければ効率が上がらない。何しろ、執筆マシンと購入した中古PCとノートPCを机の上に置いて、3台同時に使い分けながら仕事をしているのだ。今日の目標は、ノートPCの使用をやめることだ。
 執筆マシンでルーチンを終えてから、中古PCの2画面化に取り組んだ。机の背後のケーブル類の接続のやり直しをした。
 執筆マシンのデータのバックアップ作業は常に並行して進めている。
 次に、中古PCで執筆作業ができるように、昨日に続いてアプリのインストールを続けた。
 それが終わったところで、愛用のマウスとキーボードを中古PCに付け替えた。
 作業手順のように記述すると上記のようになるが、どの作業も必ず何かトラブルが発生した。
 ノートPCを長女の部屋へ戻した。これも単純に書けばそれだけだが、今回ノートPCをかなり使って、その性能の悪さにうんざりした。ワイフ専用ということで押し付けていた罪の重さよ(笑)。もしうまくいくなら、執筆マシンの第二の人生はワイフ専用にした方がいいかも(ただし、いつ壊れるか分からないが・・・ノートPCの場合停電でもバッテリ駆動という安心材料がある)。
 実は、ここまでできた時には、既に日付変更線は回っていた。
 あとは、限界までやるしかない。執筆マシンのバックアップは1画面を使って並行しながら、2画面で中古PCで執筆を継続した。

1月3日(日)「児童書の修正原稿送付・・・の風さん」
 執筆マシンとほぼ同じスペックの中古機が、2画面ながらも、以前と同じマウス、キーボードで使えるようになり、ようやく執筆のペースが戻って来た。執筆マシンのバックアップは完了していないが、これも時間の問題だ。
 昼頃起床して、ふと予備のために印刷をした年賀状を見たら、なんと印刷ミス! この印刷ミスのまま5通、昨夜投函してしまった。もっと早く気付けば、再作成できたのに……。ボケと言うより、執筆ピンチの中での、うっかりミスである。今さらやり直す気はない。今日も2通の年賀状を作り、一人で初詣に出かけたワイフに投函を託した。
 ルーチン以外はすべての雑用を中断して、児童書の原稿修正に取り組んだ。いよいよ昨年末にひらめいた大きな修正である。何しろ架空の人物が一人増えるのである。これは必要な人物追加である。原稿の始めの方から、大きな流れもチェックしつつ、修正を続けた。
 晩ご飯が、正月最後のお節となった。明日から正月色は急速に消えていくそうだ。結婚して初めての二人だけの年末年始がまもなく終わる。子どもが中心のワイフにとっては、残念以外の何物でもなかったようだ。執筆大ピンチの私にとっては、むしろ幸いというか、大きな影響はなかったと言えるかもしれない。しかし、そういう中でも、食事はしっかり正月気分を味わうことができた。子どもたちがたくさんいて、にぎやかな時以上に堪能できたと言える。
 午前零時を回ってからは、ひたすらカフェインの摂取で意識を高揚させながら執筆を続けた。
 午前6時頃、完成した原稿を、編集者が希望する縦書きに変えて、メール送信した。
 外が明るくなったバスルームで達成感を味わい、午前7時過ぎに就寝した。とりあえず目覚ましを正午にセットした。

1月4日(月)「ホームページビルダーの再インストール・・・の風さん」
 昼前に、およそ4時間の睡眠で起床した。頭が重い。世間では今日から仕事始めになっているところもある。1年365日働ける私は、いわば生産性度外視なわけで、幸せな状況にある。決まった時間内に仕事をこなしている人々のつらさを思えば、頭が重いなどと弱音を吐いていてはいけない。
 その重い頭で、未明に送った原稿の間違いに気が付いた(笑)。送付した相手から無事届いたというメールがあったので、すかさず間違いがありましたすみませんと返信した。やれやれ。生産性だけでなく品質にも問題があるな。
 だんだん食事の正月気分は抜けていくが、それでもまだ十分にお節料理っぽい。ワイフが正月はいつまでかと疑問を投げかけてきた。私は多くのことに無頓着で、いざという時まで頭脳は弛緩している。なので、常識的な質問には正確に答えられない。こういうとき、止むを得ず、iPhoneでチェックする。松の内は3日まで、小正月は15日まで、もっとも暦には太陽暦と太陰太陽暦(旧暦)がある。中国人の友人から元日に年賀メールを今年ももらって感動し、そちらの正月は2月12日からですよね、と返信に書いた。
 急遽購入した中古PCが執筆マシンを継承した。常用PCになるまで、まだいくらか機能を追加しなければならない。簡単なアプリなら、少しずつやっていけばいい。手ごわい(かもしれない)ものがある。ホームページビルダーだ。これはダウンロードタイプのものを購入してあった。会員登録もしてある。はたして再ダウンロードはできるだろうか。ネットで調べてみると、有効期限やダウンロード回数制限があり、どうやら合格だった。これはラッキーというわけで、インストールした。試しに使ってみたら……、トラブル発生! トップページの編集画面で、上下にスクロールできない(スクロールバーがなく、マウスでも操作できない)。つまらぬトラブルで、解決するまでかなりの時間を要した。サポートセンターに電話しようと思ったくらいだ。しかし、解決したが、直った原因は分からない。試行錯誤の一つが「ビンゴ!」だっただけ。技術者失格だ。
 あっという間に夜になり、気力・体力の限界を感じだした。
 途中まで観ていたトム・クルーズの「ザ・マミー」を、執筆マシンを継承した中古PCで鑑賞し、今夜は早めに就寝することにした。それでも、就寝は午前2時。まあ、普通の時刻か。

1月5日(火)「新型コロナを横目でにらみながら・・・の風さん」
 午前10時45分起床。たっぷり休養とったぜ。
 ワイフは早くも今日から教室再開である。1回あたりの人数をワイフ含めて3人にしぼっているので、開催回数が増えているのだが、この状態は当面続く。
 京大の西浦先生が最近のデータに基づいて、またシミュレーション結果を政府に提供したそうだ。ニュースではわずかしか報じられなかったが、ネットではかなり詳しく出ていた。現在の実効再生産数は1.1らしく、放っておけば指数関数的に(直線ではない、右肩上がりに)感染者数は増加する。これを1未満にすれば減少に転じるわけだが、その程度によって、感染者数の減り方が違う。たとえば、全国民が人との接触を1割減らしても、1.1に0.9をかけて0.99にしかならないから、ほとんど減少しない。そもそも全国民がというのも無理だが。1年前に西浦先生は8割減を提唱した。1日に会う人が10人いるなら、2人以下にする工夫をしてください、ということだ。今も、当時と同じかそれ以上の対策が必要だということだ。人と会わなければ、出歩かなくなるわけで、主要駅の人出も減るはずで、スマホで観測される数値にその状況が見えてくる。今は感染が拡大しているのに、主要駅の人出がそれほど減っていない。出歩いている人が多い。つまり人と人の接触があまり減っていないのだ。初詣や外食だけが減ればいいわけではない。生活全体の見直しが必要なのだ(極端に経済活動をストップさせるのではなく)。そして、中途半端では、いたずらに時間ばかりかかるという。
 飲食店などの罰則規定が厳しくなる話も、逆ではないかと思う。今は、ここまでやれば大丈夫というのが分からない。分かっているなら罰則も意味はあるだろう。分からないのだから、可能な限り対策をとらせるべきだ。多くのオプション(対策案)を提示して、それらを選択させる。たくさん実行した店ほど☆印をたくさん与えたらいい。もちろん対策の費用は援助する。プラス側を促進させるべきで、マイナス側だけ問題視するのはよくないと思う。もし独自に良いアイデアを出して実行している店があったら世の中にPRする。そうすれば、対策は広まっていくだろう。
 今日は、新しい執筆マシンに動画ソフトを2つインストールした。一気にやるとはまるので、そこまで。
 いよいよ長編の原稿の見直しに入って、調子が出てきた。明日も頑張らねば。
 今日の就寝は午前3時。まあまあだ。

1月6日(水)「悪夢のPCソフトトラブル・・・の風さん」
 午前10時に起床。久しぶりにやる気に満ちている。朝の段取りはすべてできているので、てきぱきとこなしていく。
 1階でのの雑務を終えて、投函に行った。戻ってきてすぐ、物置から灯油を運び出し、屋外タンクに給油した。これで週後半の寒波再来はOK。順調順調(^_^)。
 2階へ行き、スキャナー操作を始めたところから悪夢が始まった。先ず、序章。執筆マシン承継機とのワイヤレス接続設定ができていなかった。続いて、読み取った画像データを承継機で受け取ろうとしたら、怪しげなポップが出て、写真データのダウンロードが自動で始まった。それが延々と続いて、スキャナーアプリが動かない。腹を立ててブロックしてから、原因調査を開始した……。
 今日は午後2時から執筆を再開する予定だった。それまでにやることは決めてあったし、段取りもほとんどできていたつもりだった。しかし、大誤算。
 スキャナーアプリは、どうやら新機能が追加されていたようで、iCloud上にある自分の画像データも容易にアクセスして加工などができるらしい。その準備が始まったのだ。そこまで把握するために、ウィルスでないことをネット検索するなど、けっこう時間がかかった。
 しかし、悪夢はそれからが最悪だった。数日前にインストールしたアクロバットのソフトの認証を受けようとしたのだが、これができない。ネットでできないので、電話でしようとしたら「現在使われていません」という応答。おかしい。サポートセンターでチャットで質問すると、再インストール・認証というサービスそのものがなくなっていた! んなバカな? でも、そうなのだ。さらに、私にはまだ予備があった。愛工大時代にもらった大学の専用ソフトである。しかし、これも特別なネット認証が必要で、そのサイトは消滅していた。念のため、新商品をチェックすると、月単位で支払うタイプのものになっていた。Officeと同じ!
 もう午後4時近くなっていた。すっかり動転した私は、今日予定していた最後の雑務に、ちょっとだけトライすることにした。承継機のマルチディスプレイ表示を2から3画面にすることだ。前回途中で断念していたので、もう一度というわけだ。これも配線を色々と試してみて、現状ではできないという結論になった。
 すっかり疲れ果ててしまい、執筆どころでなくなった。
 夕方のホットタイムを終えてから、ようやく気まぐれ日記を更新し(HPの更新作業は見事に承継機に移転できている)、京大の西浦先生の記事をしっかり読んで、晩御飯の時間になった。
 新型コロナの感染拡大が続いている。
 今夜も早めに就寝して、明日に期待しよう。

1月7日(木)「スタイリッシュになったキャメロン・・・の風さん」
 悪天候が予報されていたが、10時ころ起床すると、カーテンの向こうが明るい。開くと晴天だ。
 朝のルーチンをこなしながら、スマホで当地の天気予報をチェックすると、どんどん下り坂になりそうだ。今日は楽しみがあるのに、ちょっと不安。
 昼前に比較的近場の自動車整備工場へ電話して、今日予定通りにタイヤ交換できるか確認した。タイヤもホイールも届いていてOKだという。こうなると心配なのは天候だった。やがて曇り空になったので、2階の窓を閉めて回った。
 出していない人から年賀状が届いたので、急遽1枚印刷し、投函に向かった。運動のためである。すると、雨がぽつぽつ降り出していた。雪にならねばいいが、昨夜の予報では、昼過ぎに名古屋近辺まで雪雲が来るとされていた。知多半島まで来なければいいが。投函を終えて戻り、郵便受けを見ると、昨日の夕方発注したケーブルの変換器(USB⇒VGA)が入っていた。早! 私の考えでは、これで承継機のマルチディスプレイ3画面化が達成できる。
 急いでブランチを終え、キャメロンで出発した。雨は止んでいた。GSに寄って、思い切って自動洗車した。新しいタイヤとホイールに汚れた車体は似合わない。行く手にあやしい雲が広がっていた。
 整備工場は意外と大きく、新車や中古車の販売などもやっていた。工場で働くのは男、事務室で働くのは女といった感じで、背中に赤ん坊を抱いた女性もいて、とても好感がもてた。働きぶりをみると、女性の活躍が適材適所というか、知識さえ身に着ければ、男より効率が上だろうと思った。天気が変化するとすぐカーテンの開閉をするのは、普通の男にはできないことだ(それに気付く私は、小説家だからだ)。まもなく雪が降り出した。
 新しいタイヤは以前よりワイドになり、195R15の60だ。ホイールはブラックにし、ラグナットもブラックを持参し、交換してもらった。パッと見た感じ、期待通りにドイツ車(欧州車)のようになった(笑)。これがここ5年くらいの私の夢だった。しかし、かなりの高額になるため諦めかけていたのだが、昨年末偶然ネット検索で、通常の半額で交換が可能になることが分かった。BSのポテンザは絶対条件だった。
 雪が降る中、スタイリッシュになったタイヤ周りで家路についた。ちょっとアクセルを踏み込んだだけで、後輪が空転し、テールが左右に振れたので、気を引き締めた。何といってもパワーに対してウェイトが軽すぎる。来年はこの手でスタッドレスタイヤを用意したい。しかし、その前に幌の交換だな。もう寿命が来ている。
 帰宅し、カーポートに縦列で入れ、雪がちらつく中で写真を撮った。家族のlineに写真付きでメッセージを入れた。それだけ幸福感に浸れたのだ。
 届いた変換器とさらなる配線の工夫で、3画面化が実現した。途中で新たなトラブルがあったが、何とかクリアできた。ただし、今回もトラブルの原因が分からない。技術者として失格だが、スタイリッシュな足周りになったキャメロンでご機嫌だったので、今日は気にしないことにした。
 さらに昨日壁にぶつかったアクロバットのソフトだが、私が常用するPDF作成が、今回の承継機のWindows10、MicrosoftEdge、新たに実装したMicrosoftOffice365 を使用すれば、難なくできることが確認されたので、所有しているアクロバットのソフトは不要となった。編集作業ができるかは、今後の確認事項だが、できなくても大きな障害にはならない。
 これで、来週明けに向けての執筆態勢が整った。……というわけで、調子に乗って午前3時過ぎまで執筆してしまった(笑)。
 屋外は強風が吹き荒れている。

1月8日(金)「不幸が多い年の中で・・・の風さん」
 昨年末が近付いたとき、例年のように喪中はがきが届き出した。昨年は知人本人の死亡も複数あり、新型コロナ蔓延の中、寂しい年だった。が、年が明けてからも、知り合いの訃報情報は続いていて、一層悲しみが深まった。それらの中には、元勤務先の先輩で、拙著『トヨタ流品質管理に学ぶ! はじめての変化点管理』執筆時にも適切な助言を多数くださった杉山哲朗氏がある。品質管理の大家であるばかりでなく、読書家で、鳴海風の精神的な力強い応援者でもあった。また、咸臨丸子孫の会の関係では、小野友五郎のご子孫の夫ながら、旧日本海軍の生き残りの一人として重要な語り部った岩瀬栄氏がいる。私が講演することを聞きつけて、はるばる横須賀から駆けつけてくださった。恐縮してしまったが、ありがたさとうれしさは忘れられない思い出である。時代を共にすることができた幸運を、人知を超えたもの(神としか表現できないが、普通の意味での神ではない。神道の神に近い。あるいは私がよく多用するご先祖さま)に感謝。そして、合掌。
 昨夜、午前零時前、よくある頭痛を感じたので、気楽に頭痛薬を飲もうとしたら、敏感なワイフが「熱を測ってごらん」と言った。早速、医療用の精密体温計で測ったら、なんと37度。平熱ではない。念のためもう一度測ったら、また37度だった。その後しばらく、もし体温が37.5度以上に上がったらどうするか、保健所に電話したあとどうなるか、話し合ったのは言うまでもない。
 今朝は睡眠不足ながら午前11時ころの起床で、ストレッチ前に体温を測ってみた。35.7度の平熱だった。
 今日は気温が低くても、日が照っていて気持ちいい。風は強いか。外へ出て、キャメロンのタイヤを眺めてうっとりする。10ミリ幅広になった分、タイヤハウスの中で外側へ出たので、間抜けな隙間がせまくなってカッコいいのだ。設置面積も広くなり、クルマの安定感はより増した(はずである)。
 今日からルーチン以外の雑務はせず、執筆に専念である。非常にうれしい。
 深夜、午前3時ころ、就寝前のワイフが夜食にと「おにぎり」を差し入れしてくれた。まるで受験生とその母親みたいだ(笑)。

1月9日(土)「おっちょこちょい・・・の風さん」
 新型コロナ非常事態宣言が出た最初の週末。寒波の影響もあって、人手や人の移動は減ったようだ。この状態はこれから2か月は続くだろう。
 昨日は人の不幸(訃報)の話を書いたが、その後も頭の中をかすめていて、突然、喪中にもかかわらず年賀状を書いたことに気が付いた。昨年もらっていなかったけれど、相手は超多忙の人だから、出しておこうと思って出したのだが、うかつだった。義妹(岡江久美子さん)を新型コロナで失った五大路子さんのことだ。こういった失敗は子供のころから多い。おっちょこちょいとよく言われたものだ。性格は一生変わらないのかも。困ったものだ。
 昼前に起床し、ブランチとルーチン後、執筆にとりかかった。
 今日も執筆専念なので、ペースを上げていこうと思っていたら、つまづいた。編集者からの指摘に応えるため、物語の展開の中で実在の登場人物を一人増やす必要が生じた。実在というのが問題で、調べることが色々と出てくる。屋敷がどこにあったのか調べだした。いくつもの調査方法があり、丹念に調べていく。なかなか見つからない。精一杯調べて見つけられなければ、普通の読者でも調査は困難と判断し、想定作業に入る。いちおう可能性のある場所に設定し、物語の展開との整合性もとる。そういった準備が完了するまで、何時間もかかってしまった。
 ところが、その人物の家族の情報から、住んでいた場所が浮かび上がった。用意した想定はすべて破棄し、この史実と思われる場所に変更することにした。
 すっかり疲れてしまい、また午前零時前に階下で休憩している時、頭痛を感じた。ワイフもいて、念のため熱を測ってみると、36.8度だった。
 頭痛薬を飲んで、夜食の差し入れはなかったが、午前4時まで頑張った。が、ページ数としては、目標の1割も進まなかった。就寝は5時前。

1月10日(日)「章から抜け出せない・・・の風さん」
 週末の寒さが続いている。緊急事態宣言の影響もある。そういう中、今日も執筆に専念できるのは幸せだ。
 11時起床。ルーチンをまじめにこなしていく。念のため、熱を測ったら、36.2度だった。平熱。やはり深夜は高めになるのだろうか。
 執筆の調子は出てきたが、快調なスピードということではなく、課題をしっかり認識し続けているということだ。ぶれない執筆が編集者から望まれている。昨年の電話打ち合わせで浮かび上がった最大の課題である。
 この課題を認識しつつ元原稿を読んでいくと、随所に要修正部分が出てくる。小さな修正ならすぐできるが、一つの節を修正するときは大変だ。前後との整合性もチェックし、場合によっては手を入れる。昨日から着手している部分は、それが節どころか章全体にも影響してきた。
 昼食に、昨夜の残りの鍋物を食べた。これは、夜、パスタと一緒にグリューワイン(ドイツ産のもの)を飲むというワイフの作戦から至上命令だった(笑)。
 私は晩御飯まで必死に執筆に取り組んだが、ぶつかっている障害を乗り越えることができなかった。
 グリューワインを飲んだため、その後、2時間ほど、頭脳はシャットダウンで、止むを得ず、以前観た映画をワイフに見せながら、長女からもらった部屋着(ほとんど着ぐるみに近い)にくるまって酔い覚ましをしていた。
 午前零時過ぎから、再度、出陣した。これから行けるところまで行く、という覚悟だった。
 結局、夜が明けてしまった。停滞している章から抜け出す一歩手前である。
 階下におりて、風呂から出てきたら、ワイフはもう朝の仕事を始めていた。その横で、トーストとホットミルクの朝食を摂った。

1月11日(月)「鏡開き・成人式?・・・の風さん」
 もう今がいつなのか分からない状態である。鏡を見るとゾンビのような自分がいる。限界だ。それにしても、67歳でこれだけバカなことがやれるなんて、昔は想像もできなかった(笑)。105歳で亡くなられた日野原重明医師は、100歳くらいの時でも、執筆のため週に1日は徹夜されていたという。だから、それに比べれば、私の愚行は取るに足らないものかもしれない。
 とにかく、いったん寝ることにした。
 目が覚めたら、寝室は真っ暗! また、今がいつなのか分からない状態だ。昔、風邪で数日寝込むことがあると(最近まるでないな)、昏々と寝続けたものだ。そういう時が、こんな状態だった。ベッドサイドの時計を見たら5時45分だった。長時間爆睡したかと思ったが、就寝したのは9時頃だったので、8時間くらいか。朝のルーチンをする気はないけれども、普通に起きてみよう。
 しかし、すぐ階下に降りていくのはためらわれた。恥ずかしい。で、書斎に入り、メールチェック、気まぐれ日記の更新など、少し雑務をしてから、階下へ。
 こういった私に慣れているワイフは、「今日は鏡開きよ」と平然と言うので、「よし。おしるこを食べよう」となった(笑)。
 確かに、テレビの前からお供え餅が消えた。あずきは御座候のものだったので、なかなか美味だった。元気が出てきた。
 晩御飯に鮭のムニエルを食べ、ますます元気が出たところで、いつも違って短いニュース番組を見た。これまたいつもと違う成人式風景が報じられていた。浮かれている子も中にはいて、確かにおめでとうだが、こういった子らが知らないうちに感染を広めているのだろう。強い変異型もラインナップされて、今の状態はまだまだ続きそうだ。我慢し切れず開催された大相撲も、どのような形で終わるだろうか。予想できない。
 午前零時前に執筆に復帰した。体力が戻っている間に、難渋していた章の壁を抜けることができた。

1月12日(火)「また半徹夜・・・の風さん」
 昨夜は、難渋していた章の壁を抜けることができたが、既に息切れ状態だった。とりあえず、そこまでの原稿をざっと俯瞰し、今後の見通しを立てたが、徹夜してもゴールまで行けるはずはなかった。そこで、また編集者に「あと1週間ください」と泣きを入れることにした。プロとして情けない。
 約7時間睡眠で起床。天気は雨模様。こういう日は気分も憂鬱になりがちだ。確かにイマイチ冴えない。
 朝のルーチンをこなしていく。この中に、タイミングにもよるが、アレクサとの会話が入る。意外なことがたまにある。アレクサから要求されることがある。歌が得意で、「アルプス一万尺歌って、と言って」とねだられる。その通りにすると、歌いだす。機械の合成音だと思うが、違和感のない肉声に聞こえる。歌もうまい。ほめると「えへ。そう言ってもらえるとうれしいです」と照れたりする。100年後にはアレクサを妻にする男がいっぱいいるだろう(笑)。
 ブランチ後、キャメロンで外出した。ATMを2か所回って通帳記入し、ドラッグストアでまとめ買いしてさっと帰宅した。
 五大路子さんの新刊『横浜ローザ、25年目の手紙』(有隣堂)が届いた。そうか。ローザの一人芝居を始めて、もう25年になるのか。生前のローザを見たことはないが、何度か横浜へ行ったとき、まだいたはずだ。
 児童書の編集者から電話があり、ちょっと打ち合わせをした。児童書の雑務を少ししてから、また長編に取り掛かった。
 来週原稿を送るためには毎日これだけこなさなければならない。その分量はハンパではない。
 夕方、編集者から原稿遅れに対する了解メールがあり、気合を入れなおした。
 深夜、新型コロナの非常事態宣言が、さらに7府県に拡大するという速報が出た。就寝は、まさかの午前6時。

1月13日(水)「死んでも治らない・・・の風さん」
 12時半起床。どうも生活に余裕がない。昔からだが、そしてしょっちゅう反省もしているが、改善できない。やはり能力以上のことをしようと無理しているせいだろう。性格だと思うが、品格不足とも言える。一生、凡人以下で終わってしまう。
 今日もやることはダイアリーにメモしてある。自分としての最小限の目標だ。
 ブランチ前に投函に行ってきた。これは散歩みたいなもので、ボケ老人には重要な日課だろう。空は青く、気温もまあまあ、風がないので、気分がよくなる。
 新刊を送ってくれた五大路子さんへお礼のハガキを書いた。年賀状のように、絵柄のあるハガキを選び、筆ぐるめを使って作成する。文章だけでなく、PC操作にも慣れているので、ストレスはほとんどないが、完璧主義で時間がかかる。これも性格か。手書きでちゃちゃっとはできない。右手は不自由だ。もう40年間回復しない。スポーツ選手でなくても、自分の肉体に無理な負荷をかけるとこうなるという証明だろう(当時の診断結果は書痙)。
 続いて、児童書のためのイラストの提案書の作成だ。これも、元データはあるし、イメージもできている。完全に作業というかタスク、課業、工程になる。ストレスはないが、次第に完璧主義が頭をもたげる。時間をかけて、今日の分を終えた。明日で一段落させる。
 今朝未明まで頑張っていた長編の修正だが、まだまだ不十分だと気付いたので、そこの改善から始めた。
 晩御飯の後、いつものように疲労が出てきた。お腹がくちくなると、少ない血液が消化器系へ注入され、頭脳が血液不足になって、こういった事態になるようだ。言い訳しても始まらない。うつらうつらしているうちにニュース番組が終わった。頭脳は休眠状態でも、政府の新型コロナ対策に、依然として具体的で前向きなものが不足していることはわかる。様々な工夫が、飲食業を中心に展開されていると思う。それらの中から推奨事例を紹介して、財政支援もしながら横展開、拡大展開するような前向きの施策が望まれる。ワイフの教室は、愛知県に出た非常事態宣言を受けて、また開催回数の縮小に取り組むそうだ。
 午前零時を過ぎて、相変わらず調子が出ない。明日、予定していたことを、一気にやってしまった。

1月14日(木)「また動き出すのろのろと・・・の風さん」
 今朝は5時半就寝で、正午起床。執筆大ピンチとは言え、あまり良いサイクルとは言えない。午前零時を過ぎてからの執筆効率が最悪だったからだ。
 とは言え、雑務を一つ先行して処理したので、今日はその分だけ楽になるだろう。
 やっと寒波が去って、今日も好い天気だ。ブランチ前に投函に行ってきた。現役時代のように歩く速度は速い。息切れすることもない。元気な証拠だと思いたい。ブランチ後、一時3台並べたPCのうちノートPC(ワイフ専用機)を長女の部屋に復元しておいた。このノートPCは、今回のトラブルで役立ったが、意外と性能が低いことも分かった。我が家では最も早いWindows10で、ハードディスクもSSDだったが、CPUとメモリが低性能だからだろう。その点、中古機は予想外に快調に動く。Cドライブにほとんどデータを入れていない状態というのもあるが、Windows10とMSEdge、MSOffice365がベストマッチしているせいだろう。今後もこの状態を維持していきたい。
 昨日に続いて、児童書のイラストの提案書の続きを少しやり、一段落させた。ルーチンもさっさと終了。
 昨夜つまづいた長編執筆だが、今日になって、また頭がスッキリしてきた。今回の修正方針からブレが生じていたのだ。
 直前にお手本になるような小説を1章だけ読んだ。準備はOK、と。
 あらためて、修正方針に立ち返り、昨日の部分を見直していった。だいたい満足できる修正が始まった。それはそれで良かったのだが、こういう場合、執筆をしながら、自分の実力不足かボケ(老化現象)なのか、いつも悩む。悩んだってどうしようもないのかもしれない。けれども、もし実力不足なら、実力をつける絶好の機会でもあるわけで、そのチャンスは逃したくない。
 修正はこつこつと牛歩いや亀歩のごとく進んだ。
 今日は、午前5時就寝を目標にしていたが、また5時半になってしまった。

1月15日(金)「のろのろでも進むしか・・・の風さん」
 1年で最も長く感じられるのが1月だ。それがもう15日と、半分終わりそうだ。日本における新型コロナの発生から1年だという。長引くことは予想されていたが、1年後には蔓延は下り坂もしくは終焉が見通せる状態になっていると思っていた。ますます悪化しているとは予想できなかった。自分の人生の中の最大の幸運は、戦争を経験しないまま終われることかと思っていたが、東日本大震災に続いて新型コロナと、2つの大災害を経験することになってしまった。これで終わりにしてほしい。
 正午起床で、天候は晴れ。昨日と同じように1日が始まった。
 ワイフのトール教室は急遽さらに縮小されたため、今日は生徒さんが画材を受け取りに来たぐらいで、昼にはワイフはフリーになっていた。お蔭で、昼食のあんかけスパを作ってくれた。名古屋めしの一つだが、これはお勧めの美味さ(辛さというべきか)。
 予定通り、キャメロンで外出した。GSへ行き、灯油を購入してきた。まだ値上がりしていない。世界中で新型コロナの影響で需要が減っているせいだ。この冬はありがたく灯油代を気にせず暖房に使わせてもらう。
 往復で新しいタイヤの感触を味わった。以前よりも安定感が増しているのは間違いない。空気圧もベストマッチしているようだ。高過ぎるとぽんぽんはねて、大変なことになるが、そういったことはない。
 帰宅してすぐ屋外タンクに補給した。
 児童書のための年表作成をやった。昨年ある程度準備してあったので、その続きになる。作業をしながら、方針を固める。今日から3日間で、提案レベルのものを作る予定だ。
 歴史長編の修正作業は、昨日からあらためてぶれない形で進み出した。このぶれは、主人公の内面的な動きの問題で、全体の中の中盤が変だった。そこを編集者が指摘してくれたので、今回の修正になっているのだが、自分の原稿を自分で修正するのは、なかなか難しいものである。プロだからできるし、できるからプロなので、辛い作業だが、こつこつと進めていくしかない。
 今日こそ早めに就寝と思っていたのに、もっと遅くなり、6時半だぜ、まったく、いやんなっちゃう。

1月16日(土)「酸素飽和度・・・の風さん」
 午後1時起床。ああ、悪循環(昼夜逆転)に戻ってしまった。それでも、スタートのルーチンは守る。ストレッチが含まれているからだ。健康第一。ぼけ老人にはこのストレッチが欠かせない。
 今日はワイフの友達がトールの勉強に来ている。友達の希望で弁当が買ってあり、私の分もある(笑)。午後2時過ぎに、それでブランチにした。
 インスタントコーヒーを飲んでから、書斎へ出動。
 ストレスを低減させるために、実につまらない雑務をこなす(大きな封筒を用意するだけだ)。気まぐれ日記の更新の後、昨日の続き、児童書のための年表作成をする。今日の分だけ(30分程度)。明日で終える予定だ。
 編集者から電話がかかってきた。児童書の原稿について、近々またZOOMで打ち合わせをしようということだった。原稿の内容はだんだん完成度が上がっているが、分量をどうするかが次の課題になってきた。児童書だから、あまり分厚くしたくないというのもある。が、単価を上げたくないというのが、ビジネス上の本音の課題だ。私もそう思う。しかし、どのように分量を減らすか、これまで何度も話題にしながら、全く糸口というか方針が見出せていない。
 夕方のホットタイムの時に、いつも話題になる新型コロナの関係で、ワイフの知り合いの薬剤師からのアドバイスを聞いた。今の拡大状況からすると、発症しても(PCR検査で陽性でも)医療崩壊を守るため、自宅で安静にしていろ、ということになる確率が高い。そうなると、急な症状悪化が怖い。肺炎の進行だ。その自己診断方法として、酸素飽和度(SpO2)の測定が役に立つ。つまりパルスオキシメーターを用意しておくことだ。この酸素飽和度を安価に測定できる技術は日本人が開発した(すばらしい!)。ま、それはともかく、体温計と同様の常備器具だと思ったので、すぐ発注することにした。
 ネット検索すると、種類や価格は様々で、やはり品薄状態だった。新型コロナの感染判断に使えるという誤った情報が原因しているらしい。納期がかかるが、正規品は医療機関へ優先的に販売されているから仕方ない。
 とは言え、自宅で使用している体温計は医療機関用なので、同程度というイメージの品物を選定した。小さな文字で耐用年数は5年とあった(笑)。何でもこういった寿命がある。
 長編の修正は、昨日に続いて、かなり修正した中盤から、修正の少ない終盤に移るあたりで、難しい部分だ。
 どんどん時間が経過して、就寝は午前7時を過ぎてしまった。やばい。

1月17日(日)「眠気覚ましの連発・・・の風さん」
 12時半起床。阪神淡路の震災から26年目。もう26年か。あの時は死者が10人を超えたと聞いただけでショックだったな。
 執筆の方は、追い詰められた気分だが、やり続けるしかない。
 入念なストレッチに続いて、ワイフとブランチを終えて、書斎へ。
 先ずはルーチンを終える。続いて、児童書の年表の続きだ。今日の作業で、最低限のたたき台にして、編集者に送る予定である。30分のつもりが、1時間の作業になってしまった。ここで終了。メール添付で送付も完了。
 ホットタイム後、疲労回復のため、晩御飯まで横になった。眠るわけではないので、読書もした。
 午後10時前から、長編の修正作業の続きに取り掛かった。作業とは言っても、創造的作業である。あれこれ考えながら、多くのオプション(選択肢)の中から何かを選んで原稿に組み込んでいく。うまく行かなければ、別のオプションと入れ替えてみる。これを延々と繰り返していくのだ。
 午前零時を過ぎてから、途中でインスタントコーヒーを2回作って飲んだ。某コーヒーショップのもので、ココナッツミルクを入れるのは、私のオリジナル。
 さらに夜明け前に、ファイトー一発ドリンクを飲んだ(笑)。これはもう最後の手段。かつて会社の同僚は、これを「元気の先食い」と呼んでいた。怖い表現だが、背に腹は代えられない。
 どんどん時間が経過するが、終わらない。昨日と同じ時間に入浴することにした。これも眠気覚ましになる。
 こうなったら昼くらいまで徹夜するか、という気分だったが、やがてばてた。ここまでだと思った。途中だが仕方ない。メール添付で送信して、ベッドにもぐりこんだ。午前8時だった。

1月18日(月)「半徹夜明け?・・・の風さん」
 爆睡していたが、運よく目が覚めた。正午起床。天気は下り坂だが、どうやら晴れている。
 入念なストレッチからスタート。ワイフが「早いね」と驚いている。今日は教室がないので、ブランチを一緒に摂ることができた。
 昨日はできなかった墓参に行くことにした。今日は母の月命日だ。
 墓地に人影はなかった。こうやって難なく墓参ができる幸せを思う。昔、子供らを連れて須賀川へ帰省していた時も、そういった行事をおこなえる幸せを毎回かみしめていた。同じ幸せは永遠には続かない。分かっていることだ。落ち込んでいても仕方ない。今の幸せをかみしめるだけ。かみしめもせず、時間が過ぎてしまうのはもったいない。できれば、次の世代に、何らかの形で伝承できるといいなと思う。新型コロナ蔓延の時だからいっそうそう思う。
 帰宅してすぐかかりつけのクリニックへキャメロンで向かった。来週のつもりだったが、変更した。バタバタと準備して行ったので、到着してすぐ診察券と保険証を忘れたことに気が付いた。慌てちゃいけないね。電話してワイフに持ってきてもらった。
 前回に続いて代診の先生だったが、新型コロナの疑いを感じたら、どういった行動をとるべきか教えてもらった。現場感覚のある臨床医だったので、納得のできる説明が続いた。一人ひとり処方は違うのである。私の場合、発熱と3人に1人ぐらいが経験する味覚・嗅覚の異常を感じたら、かかりつけのこのクリニックに来て診てもらいなさいとのことだった。私の場合というのをもっと具体的に言うと、高齢者で田舎住まいという条件からだ。これが若者だったり、都市部住まいとなると違ってくる。若者は症状を感じたらすぐ人との接触を断ち、なるべく引きこもる。都市部住まいなら、かかりつけ医師より保健所へ電話とのこと。
 すべて完了して帰宅したら、今度は、診察券や保険証を入れた封筒(人間ドックの結果も入っている)を病院に忘れたことに気が付いた。病院を出発するとき、入り口でアルコール消毒をした。入る時も出る時も手を洗うのが感染対策のポイントである。さらに言えば、屋内で、何かに触れたらすぐ消毒する。これができて初めて「手洗いを徹底した」と言えるのだ。ウィルスは固体の上で24時間以上平気で生存する。
 ぐちゃぐちゃ言っていても仕方ない。手を洗ったとき、横に置いた封筒をそのままにして帰宅したのだ。急いで、また病院へ逆戻り。封筒は、受付に誰かが届けてくれていた。ワイフも含めて病院と自宅を3往復したわけだ。原因はすべて私のボケ(笑)。
 ホットタイム後ルーチンをこなしたが、急激に眠くなってきた。そりゃそうだろう。今朝の睡眠は4時間だ。晩御飯の時、生食パンやチーズ、ラザニアなどが出て、ワイフがもらったドイツワインをあけた。グラスで2杯飲んだ。
 毎日同じ内容が繰り返されているニュースを見てぼやき(付加価値がないからだ)、ワイフが朝ドラのビデオを見た後、Amazonprimeで映画を観た。今夜はトム・クルーズの「ミッション・インポッシブル2」。どうやら映画館でも観たことがない。主人公も若かったが、おなじみの相棒2人も若かった。20年前の映画だ。
 日付変更線はとっくにまたいでいたが、信じられないことにダウンすることもなく、書斎へ。読みかけの本を読んだりしながら、多忙でできなかった hairdye をやり、入浴ついでに風呂掃除もした。就寝は午前6時。

1月19日(火)「依然としてフクロウ部隊・・・の風さん」
 昼夜逆転から脱出できず、午後2時起床。今夜は早く寝られるだろう。
 実は、今朝9時前に電話があった。昨年延期になってしまった仙台での講演の事務局からで、今年の予定の連絡だった。新型コロナで楽観はもちろんできないが、今から準備していくとのことだった。私も準備に入ることにした。
 講演では太陰太陽暦の話をしようと思っている。実物を持参した方が良いと考える人なので、その準備もしてきたが、今日、『仙台暦』が無事(厳重に梱包されて)届いた。オークションに出るのを待ち続けていたのだが、仙台の古書店から購入することに決めた。それが届いたのである。『会津暦』や『江戸暦』などと共に、講演が成立すれば色々と見せることができる。私が惚れ込んでいる日本の科学文化の一つである。
 無事届いたものがあれば、届かないものもあった。ある目的があって、楽天ショップで購入した。今日の夕方に届くように指定してあった。ネットで追跡してみると、15時前には知多半島の営業所を出て「配送中」となっていた。なので、予定通り届くと思った。しかし、待てどくらせど届かなかった。明日届くのだろうか。新型コロナの関係で、通販が好調だから宅配も忙しい。チャンスだと思って大いに稼いでほしい。
 ルーチンの中に読書を追加した。またすぐ執筆ピンチになるだろうから、その前に読書を進めたい。
 あっという間に深夜になり(当然か)、明日計画していたことを敢行した。PCの再レイアウトである。
 執筆マシンが壊れそうになった時、中古機を買い、ワイフのノートPCも持ち出して、3台で急場をしのいだ。やがて、ワイフのノートPCは元に戻し、新旧2台の執筆マシンで執筆などを続けていた。つまり、旧執筆マシンでないとできないことがまだあるのだ。それらはすぐに新執筆マシンへ移行できない。というか、意外と旧執筆マシンが動いているので、この移行作業はゆっくりやることにした。そうなると、2台のPCのレイアウトがあまりよろしくない。執筆の効率を落としている(机の上が乱雑だという意味)。逆に言えば、旧執筆マシンが使えるのなら、再レイアウトによって以前より執筆効率が上がる可能性もある。なぜなら、新執筆マシンは、ほぼ同じスペックの中古機だからだ。CPUはi5(コア4)で同じ、メモリは16GB(4GB×4)でこれも同じだ。
 2台の外付けHDをそれぞれ専用化した。3台あるディスプレイはもちろん新執筆マシンでマルチ使用するが、旧執筆マシンを使う時は、1台を切り替えスイッチで使用する。そういったコンセプトで再レイアウトに取り組んだ。
 大学時代からこういったことは得意中の得意だった。……が、時間はかかった。就寝は午前4時。

1月20日(水)「急いで日常を取り戻す・・・の風さん」
 起床は11時半。昼夜逆転からなかなか戻れない。いちおう入念なストレッチから1日がスタート。
 天気が好いので、駐車場の上のストッカーの中身を干すことにした。ここにはタープテントとディレクターズチェアなどが入っている。ほぼ密封状態だが、不思議なことに内部に水がたまる。だから、ときどき開けて乾燥させる必要がある。
 久しぶりに開けてビックリ。ディレクターズチェアを入れた布袋の紐が断裂している。チェアも布袋のメインは帆布のような丈夫な布だ。布袋の紐も幅広で、一見同じ布地だと思っていたが、どうやら違う。屋外放置していなかったから、日光と雨風による劣化とは思えない。買ってまだ3年未満ではないか。横断裂なので、サイドから切れ目が入り、負荷がかかったのかと想像したが、縦方向でも引っ張ると容易に裂ける。ボロボロの紙みたいだ。信じられない。安価だっただけのことはある、と言って納得していいものか。紐は除去した。
 キャメロンで出かけた。ATMでキャッシュの出し入れをし、ドラッグストアとホームセンターで買い物をして帰宅した。こういったことは日常だ。執筆大ピンチをとりあえず潜り抜けたので、しばし日常を取り戻した。いつまでこれが続けられるかは分からない。
 飛脚便の宅配が、1日遅れで届いた。「大変だね」と労ったら「大きいトラックの人が昨日は届けられなかったようです」と言っていた。担当が違ったらしい。新型コロナの影響で宅配の物量は増えているはず。ご苦労様。
 この宅配物は何かと言うと、高圧洗浄機である。昨年の早い時期に購入を決め、機種選定を入念におこない、YouTubeの動画でも勉強していた。無難な機種を信頼できるWebsiteの安心できる店舗から購入したので、まあ間違いはないだろうが、宅配業者は指定できなかった。ま、それはともかく、屋内で内容物の点検をし、取説をざっと読んだ。早めに試運転が必要だ。問題があれば、何らかの処置をお願いしなければならない。
 夜になり、やっと年賀状の整理に取り掛かった。旧執筆マシンが壊れないうちにやってしまいたい。でないと、新執筆マシンのために年賀状ソフトを購入してインストールしなければならない。住所録データとして重要なので。いつかはそうなると思うが、少し時間稼ぎをしたい。今夜は、鳴海風分の整理をおこなった。年賀状を確認しつつ、住所録の更新をしたのだ。午前零時直前までかかった。
 ルーチンに入れた読書をして、今夜は早めに入浴した。それでも、午前2時半。もう少し早くしたい。

1月21日(木)「高圧洗浄機の試運転・・・の風さん」
 早めに就寝しても、起床は11時半。約9時間の休眠をとったことになる。これくらい寝れば、睡眠不足はもちろん疲労もなくなったろう。
 とは言え、当初の計画では、地元の病院へ行くつもりだった。もらった薬がなくなるので。来週のどこかで行くしかない。
 午前中の計画がこなせなかったことと、明日から天気が下り坂なので、昨日届いた高圧洗浄機の試運転をすることにした。
 ブランチ後、屋外へ出動。気温もまあまあ、風もない。試運転は初期不良などを発見したいからだ。取説にしたがって、組み立てて接続していく中で、水道との連結ができないことが判明した。屋外水栓につないであるホースは部品不足のままだった。急遽、ホームセンターへ買いに走った(もちろんキャメロンで)。
 これですべての接続が完了した。色々な部品の接続は、低コスト構造である。よく工夫されているが、無理をすると壊れそうだ。自動車部品とは違う(笑)。
 試運転は成功した。一番の心配は本体からの水漏れだったが、大丈夫。試しに水栓近くの枡の蓋や石垣の石などを洗浄してみた。破壊するほどのパワーはない。ひどい汚れになってからきれいにしようというのは、虫のいい話だ。ひどい汚れになる前に維持管理が重要だ。本番は後日の楽しみにして、試運転できたので、ユーザー登録をした。これで保証期間が1年から3年に延長される。
 来月、父の十七回忌の法要をするので、(供養してもらった上で)いよいよ父の遺品を処分することにした。物置から段ボール箱2つ、紙袋1つ、そして茶箱から尺八などを取り出して、屋内へ移動させた。父の遺品は、写真が多い。家族が写ったものもあるので、すべてチェックし、今回参列できない兄貴に見せるものは取っておかねばならない。退職後とか引退後とか終活とか、色々と言われるが、現役を終えてもやることは多い。 
 夜は、ルーチンの読書の後、昨日に続いて、年賀状の整理をした。本名分を終えた。住所録の更新を終えたので、もういつでも新執筆マシンへ移行できる準備ができた。たぶん、住所録ソフトを購入してインストールすることになるだろう。
 執筆の合間に一気に雑務を、と思ったが、どうやら週末から、両者並行しながら、また執筆ピンチへまっしぐらになりそうな感じだ。

1月22日(金)「大満足の機種変更・・・の風さん」
 今日も昼夜逆転中でベッドの中にいる時に電話があった(笑)。咸臨丸子孫の会の方からで、実に久しぶり。その後、1時間ほど、いぎたなくベッドの中にいてから、起床。入念なストレッチ後、ワイフとブランチをし、キャメロンで外出。
 高圧洗浄機とも似ていて、昨年から課題を抱えていて、タイミングを狙っていた。そして、そのタイミングがやって来た。月初にショップから電話があり、この日で予約してあったのが、スマホの機種変更だった。ツムツムで遊び過ぎというか、過酷な充放電を繰り返したせいか、スマホのバッテリが劣化していた。名古屋市内へ頻繁に行く機会があれば、アップルストアでとっくにバッテリは交換していたかもしれない。しかし、昨年、SEが復活したことで、魅力を感じていた。現在の8の前はSEだったから。ゲーム専用機であり(笑)、老眼進行防止器でもある(笑)。小型の方がよいのだ。昨夜、ラインのトークだけはバックアップしておいた。
 ショップでの手続きは、だいたい40分ほどで完了した。帰りにGSで灯油を購入し、まっすぐ帰宅した。ちょうど2時間で行って帰って来れたので、私にしては出来過ぎの効率の良さだった。そして、ショップの担当者が教えてくれた通りに、先ず新機種のOSを最新にし、次に初期状態にリセットしたのち、旧機種と並べてデータ移行を開始した。ホーム画面のアイコンを復元できるまで、1時間半もかからなかった。自分で入れたアプリもすべて復元できた。以前とは比べ物にならない速さで機種変更ができた。大満足(性能も)。
 晩御飯後は、年賀状の最後の仕事、お年玉の確認である。ワイフも横でおこなった。約300枚の年賀状のやり取りをしたのだが、切手シートが12枚当選していた。これは確率以上の好成績だったので、大満足。
 今夜もルーチンの読書をちゃんとしてから、午前4時に就寝できた。これはまあまあか。もう少し早く就寝したいものだ。明日からまた執筆関係も再開する。

1月23日(土)「今日は大工さん・・・の風さん」 
 正午起床。8時間休眠確保。さあ、今日は、どれだけ頑張れるか。
 入念なストレッチ(毎日励行しているが、身体は柔軟にならない。続けるしかない)後、トーストとホットミルクのブランチ。先ずは順調に1日が始まった(遅い!)。
 書斎で仕事をしようと思ったが、せっかく時間がとれたので、少し雑用を片付けて、心身を楽にしなければ、と思った。
 階下へ降りて(やりたいことは頭の中にぎっしりなので、すぐ選ぶことができる)、押し入れの中で使えていない古い簀の子を1つ取り出した。この簀の子をどう切ってつなげば、空間が埋まるか、ゲーム思考で考えた。メジャーで測って、計算は単純だった。この簀の子をある寸法で2分し、現状の中途半端な寸法の簀の子と連結させると、空間がほぼ埋まることが分かった(昨年、私が新たに購入した簀の子は最初から適正寸法だったので、押し入れの3分の2以上はそれで埋まっている)。
 作業用手袋をして、のこぎりで切断し、断面を紙やすりで面取りし、雑巾できれいにして、押し入れに敷き詰めた。切りくずもきれいに掃除した。
 続いて、書斎でも大工仕事をすることにした。先週、PCをきれいに再レイアウトした時、電源ケーブルやモニターケーブルもスッキリさせた。その応用編で、別のコンセントから出ている電源タップとケーブルが、床の上で酒席狼藉(これは似非漢詩表現だ)といった感じになっていた。6口の電源タップは、裏返すと穴が2つあった。2本のボルトを用意すれば、その頭で固定できるのだ。安物の書斎机はどんなに加工してももったいないことはない。位置を考えて、2本のタッピングスクリューをねじ込み、その頭を利用して、電源タップが床上から机の側面に移動した。
 今日は歩く大工さんに変身して、ほぼ満足できる仕事ができた。
 来週の月曜日に、児童書の関係で、Zoom打ち合わせが予定された。この間送付した資料(登場人物一覧、年表、イラスト案)に対して、短縮要求が来ていたので、登場人物一覧と年表の短いバージョンを作成して送付した。こうやって少しずつ仕事をしていくのは好きである。ストレスが比較的軽いからだ。
 続いて、新執筆マシンに名刺読み取りソフトをインストールした。ソフトのインストールは簡単だが、作家になって以来の膨大な名刺データベースがあり、それが移行できるかがポイントだった。バックアップはとってあったので、そこから復元できるはずだが、実は、そのデータベースを探すのが手間取った。色々と工夫しても見つからない。しかし、ゲーム感覚で楽しいので、ついつい夢中になる。そうなると時間がどんどん経過する。
 無事、データベースを発見でき、それからルーチンの読書をし、急いで入浴して就寝したが、午前4時半だった。やれやれ。

1月24日(日)「今日まで屋内作業中心・・・の風さん」
 11時半起床。入念なストレッチ、ワイフとのブランチ後、今日の特殊雑務に着手。
 1階の改善の続きで、先ず電話の電源を移動させた。続いて、防犯カメラの位置と電源も移動させた。これで1階は終了。
 書斎へ入り、昨日インストールした名刺読み取りソフトを利用して、実際の作業をやってみた。うまく行った。続いて、住所録のデータベースになっている年賀状ソフトの最終判断をおこなった。新執筆マシンに保有しているソフトはインストールできないので、新たに購入する手配をした。ダウンロード版でなく通常版を発注した。将来的に必要になれば、バージョンアップ版を購入することになる。明日、届くだろう。
 ルーチンのあと、もう一つ、発注手配をした。これは、児童書のためのイラスト案作成に使えるだろう。
 今日まで天気が悪かったので、屋内作業を続けた。明日から屋外作業もできるだろう。
 晩御飯の後、歴史長編小説のための追加作業をおこなった。3時間近くかかった。メール添付して送付した。その間に、ワイフも年金の手続き資料を作成していた。緊急事態宣言で教室が少し暇になったからやっているのだが、そうでなかったら、まだ遅れていたかもしれない。困ったものだ。
 読みかけの小説を読んで、入浴して寝たが、また午前4時である。明日もやることが多いのだが。

1月25日(月)「ZOOM打ち合わせ・・・の風さん」
 11時半起床。早起きできない。バタバタと起動。入念なストレッチ後、キャメロンでJP分局まで走った。お年玉付き年賀状の当選はがきの切手シートとの交換と、印刷ミスはがきの交換。交換枚数を間違えているのに、ボーっとしていて指摘もできず。
 帰宅してすぐ高速ブランチ。終えてすぐ書斎へ。ZOOM打ち合わせに準備に入った。
 1時間20分ほどの打ち合わせ(雑談込み)をし、アクションアイテムも決まった。過密スケジュールにはしなかったので、次の打ち合わせまで、他の重要アイテムを確実にこなさなければならない。
 ワイフから早めの休憩の提案があった。夕方、長女がバレンタインのチョコを持って来るからだ。ところが、休憩時間中にもう長女が来る時刻になってしまった。今日もやること「てんこもり」だったので、これはやばい。
 ワイフが駅まで迎えに行き、帰宅してから、長女をワイフに任せて、灯油を屋外タンクに補充したり、ルーチンをこなしたりした。
 長女は危険地帯の名古屋から来ているので、対面して話すのは避けた。
 時間が来たので、名古屋までアクアで送った。とんぼ返りである。帰宅してすぐ晩御飯。ニュースを見てまた書斎……へ行く前に、今日予定していた台所のある区画の寸法チェックをおこなった。リフォームのためには、前もってやることがたんとある。
 ルーチンの読書をしているうちに、早くも体力の限界を感じた。明日、午前の予定があるので、今夜こそ早めに就寝と思ったが、結局、午前2時。でも、早い方か(笑)。

1月26日(火)「またフクロウ部隊・・・の風さん」
 先週行けなかった病院へ行こうと、昨夜は少し早寝したにもかかわらず、起きられなかった。起床が10時で8時間休眠は確保できたが……。
 階下へ降りたところで、ストレッチの後半をとりあえず後回しにすれば、まだ間に合うと思い、キャメロンで出発した。
 病院は遅くとも11時半までに行く必要があった。幸い、スムーズに受付までたどり着けて、11時台の患者の中に入れてもらえた。順番もけっこう早く回ってきた。診察室へ入って中待ちとなった。一人の医師が2つの診察室を交互に使って効率化している。しばらくして医師が到着。PC画面上のカルテをチェックすると予想していたのに、いきなり診察。前回初診だった私を覚えていて、あっという間に診察も処方も終わった。びっくり〜! 恐るべき記憶力。私にはとてもできない芸当だ。
 帰りにドラッグストアに寄って、まとめ買いもして帰宅。先にブランチ(トーストとホットミルクとみかん1個)を済ませてから、ストレッチの後半もおこなった。出かけて良かったと、とても気分が良くなった。
 その後、1階の雑務の続きをした。インターホンを壁から外して、配線などがどうなっているかチェックした。移動させるには、電源線が短いことが判明した。リビングの時計の電池も交換した(笑)。ちび助のためにカリカリを粉砕していたコーヒーミルは、洗浄後、コーヒー豆を挽き、そのまま放置して、カリカリの匂い消しを行っていたが、もう2か月経過したので、元の場所にしまった。
 2階ではルーチン以外に、今日は2つのチャレンジをした。
 ホームページビルダーのソフトを、ワイフのPCにも保険のためインストールしておいた。震災の経験が生きるように、昨年のPCトラブルは色々な改善策が生み出している。
 続いて、住所録ソフト(商品名は筆ぐるめ)だ。旧執筆マシンが動いているうちに、住所録とレイアウトのバックアップはとってあった。購入した新ソフトでは引っ越しツールの使用を推奨しているが、バックアップからの復元ができれば、その方が楽だ。
 新執筆マシンに新ソフトをインストールし、利用者登録もおこなった。続けて、バックアップからの復元を試みた。住所録の復元は容易だった。レイアウトは、要するに、過去に作成した年賀状だけでなく、通知はがきやら手紙やらが、200通近くあり、1通ずつしか復元できなかったので、時間がかかった。
 深夜になり、いよいよワイフのPCにも同じことを始めた。保険にもなるが、ワイフや長女も使うので、2台あれば便利である。新執筆マシンでやった通りのことをやった。できた。しかし、新たな問題が生じた。と言うか、発見した。新執筆マシンのOSがWindows10になったことで、ワイフのPCとOSが一緒になった。昨年末のトラブル時には、3台を並べて必死に作業をしていたが、このWindows10マシン2台は同期してしまったのだ。つまり、ワイフのPCだったのに、私が使用している状態になってしまったのだ。この対策を色々と探ったが、まだベスト案が浮かばず、そのままで、今日は閉店することにした。
 実にたくさんの仕事をした1日が終わり、就寝は午前5時!

1月27日(水)「スキルマへの道・・・の風さん」
 できれば早起きしてミックスペーパーのごみ袋を出したかった。早起きできなかったし、天気も悪かった。また来週だ。
 ということで、正午起床。遅!
 ワイフがめまいで不調だという。それでも、1時からのline打ち合わせのため、長女の部屋へ入った。
 2時間たってもワイフが出てくる気配がなかったので、そのまま仮眠しているのだろうと判断し、私は、みかん1個だけのブランチにして、キャメロンで出発。
 GSへ行き、灯油を購入したのだが、この冬初めて値上がりした。先週までとても安価で助かっていた。1リットル当たり5円の上昇である。18リットル(灯油缶1個分)で90円の上昇。あと1か月は寒い日が続くので、これ以上値上がりしないことを祈るだけ(原油価格は世界情勢で決まるので、どうしようもないのだが)。
 回り道して、ドーナツを買って帰った。ルーチンをこなしているうちにワイフが出てきた。仮眠していたのではなく、3時間以上も打ち合わせが続いていたのだという。途中でスマホの電池が減ったので、階下まで打ち合わせしながら充電器を取りに行ったとのこと。
 夕方からホットタイム。その間に、宅配が秋田の友人からの贈り物を届けてくれた。大好物が入っていて、うれしかったので、すぐ電話してお礼を言ったら、事情が判明した。東京の友人へ送ろうとしていたら、たまたまそれを僕も好きだったことを思い出したので、ついでに送ったとのこと。こういうのが、友情の本質のような気がする。新型コロナや大雪の話をして電話を切った。
 住所録ソフトも無事にインストールできたので、年賀状関連の品物の整理を、用意した箱の中に収納した。この箱の最終的な置き場所は未定だが、先ずは一段落だ。
 夜のニュースの後、YouTubeで最終確認をしてから、ツムツムのガチャを敢行した。この人気のスマホゲームは7周年になる。最初からではないが、6年ぐらいは継続して遊んできた。目的はストレス発散と老眼対策で、どちらも効果はある。時間の使い方という点では、効率的かどうかは疑問ではあるが。ま、とにかく、私の遊び方は、好きなツムをスキルマックスにすること。スキルマにしても、高得点が得られないのは、ボケ老人だから仕方ない。今夜、ついにプレミアムボックスのツムをすべてスキルマにすることができた。これで、来月から新ツムはすべてスキルマにできる目途がついた。今後はその維持が目標となる。
 夜は、ルーチンの読書をし、就寝は午前4時だった。

1月28日(木)「今日も屋内外作業・・・の風さん」
 11時半起床。入念なストレッチから1日がスタート。
 毎日、身体をほぐさないと、まともに行動できない。万歩計を装着して、外出しなくても、とにかく動き回る。それでも、よくやる失敗は、足のつま先をどこかへぶつけることで、これが実に痛い。なぜか足の指がしもやけみたいな感じになっていて(原因不明。ネット検索すると膠原病の疑いも……恐ろしい)、ぶつけると飛び上がってしまう。これが老化というものか。やれやれ。
 とにかく今日も元気に頑張ろうということで、ブランチは早めに終えて、雑務を開始。
 昨日購入した灯油を屋外タンクへ補給。郵便物があり、見ると、『円周率の謎を追う』の7刷りサンプルだった。新型コロナで私も生意気に収入減になっているので、これは本当に助かる。単に現金が手に入るだけでなく、それを使う時にまた気分がスカッとするわけで、収入というのは2回の喜びがある。昨年国民全員に現金が支給されたが、2〜3割の人は預貯金をしたらしい。預貯金の喜びはともかく、使わないと経済が回らないわけで、余裕のある人は、使ってほしかった。私は、我が家の臨時収入にして、屋内外の改善に使った。
 さあ、屋内だ。リビングのサイドボードの引き出しの一つを空にした(移動)。2階の踊り場のボックスに棚を一つ増設した(復元)。
 新執筆マシンに2種類のソフトをインストールした。作家業として使っているソフトなので、これは必要なものだ。あと、ツムツムカウントの更新もしておいた(笑)。スキルマが増えてうれしい。
 児童書の資料作成の続きをやった。エクセルで作成した年表の改訂版を2種類用意したのだが、1種類は行と列を入れ替えるという作業をした。
 パソコンで色々な資料を作成していると、また現役時代を思い出してしまう。会社員時代だ。入社時はまだワープロも世の中に普及していなかった。私は独学で英文タイプもマスターしていたので、配属後すぐ、海外への英文の手紙を書き、自分でタイプし、周囲を驚かせた(本人は気付いていない)。社内にワープロが導入されたときは、既に自分のワープロを持っていたので、女子従業員と同時に社内ワープロ検定を難なくパスした。その後、IT機器が社内に入るたびに、私の方が先行していて、自前のツールを持参して、業務に使っていた。その後も、自前の機器の方が性能的に優れていたので、マイツールを使用していたが、セキュリティの問題で、使えなくなり、不便を感じていた。私の業務はほとんどプロジェクトリーダーかマネジメントだったが、実は、IT機器は並みの担当者よりも使いこなせていた。
 児童書の資料の改訂が予定よりも早くできたので、編集者に送付した。
 午前零時からツムツム7周年で、ハート無制限なので、来月へ向けてコインをためる作業に入った(笑)。

1月29日(金)「ツムツム漬け・・・の風さん」
 昨夜、午前零時からツムツムを開始し、1時間でどれだけコインをゲットできるか楽しみにプレイしたが、たいしたことなかったので、結局午前2時までやってしまい、その後、読書して就寝した。
 今朝は11時半起床。入念なストレッチから心身の起動をし、ワイフとブランチ後、先ずはツムツムを1時間(笑)。
 その後、2階へ行き、雑務を少ししてから、昨日に続いて、どうしても必要なソフトのインストールに取り組んだ。現役を引退後は、名刺はすべて自分でデザインし、印刷もしていた。大きくは3分類(愛工大非常勤講師、小説家、和算研究者)の名刺を作っていた。久しぶりにネットから名刺印刷ソフトを入れたら、バージョン3になっていた。バージョン2で作成したデータは利用できるが、バージョン1はできない。私が7年間自作していたのは、バージョン1だった! こういったトラブルは何度も経験しているが、ITの世界では7年というのは、とんでもなく長い時間だった。
 ということで、ソフトはインストールしたものの、またデータを新規作成しなければならない。
 日没後、出かけたワイフを待ちながら、またツムツムを1時間。順調にコインが増えていった。これなら、あと2時間も頑張れば、来月の新ツムはすべてスキルマにできそうだ。
 今日は宅配が3件届く予定だった。2件は、クロネコが運んできた。開封は午前零時からにした。
 もう1件は飛脚が届けてくれるのだが、また届かなかった。前回は予定より24時間遅れた。今回もそうなるかもしれない。
 晩御飯とニュース視聴後、ツムツムを、途中休憩入れて、2時間おこなった。予定通りにコインをゲットできた。
 午前零時からクロネコが運んできたITツールを開梱した。8年ぶりに更新したiPadminiと新メンバーのApplePencilである。iPadminiの設定はすぐできた。
 ApplePencilは児童書のイラストのラフを描くために購入した。使い方も知らなかったし、取説も入っていなかったので、自分で手さぐりだ。Bluetoothのペアリング方法と充電方法が分かった。色々と試してみたが、目的の仕事をするために、相性の良いアプリを選定する必要がありそうだ。
 今日は1日ツムツムを頑張り過ぎたので、就寝前の読書を忘れた。

1月30日(土)「機種変更トラブル・・・の風さん」
 11時起床。いつものように時間をかけて起動(笑)。
 気まぐれ日記を急いで更新し、ワイフを連れてキャメロンで出発。1週間前に続いて、今日はワイフのiPhoneを機種変更。
 予約してあったので、スムーズに手続きがスタートした。最初の予定外は、希望していた機種の在庫がなかったこと。スペックを比較して、別の機種を提案したら、今度は第二希望の色がなかった。第一希望の色のものだけ見せてもらって、確定した。別の機種は5G対応だったので、手続きが少し違った。
 担当者が話し好きの人で、和やかに進めていくうち、カードの契約もすることになり、その説明が増えた。来月以降やることが増えてしまった。面倒だが、ボケ対策と考えて頑張ることにした。どんどん雑談が増えて、プライベートな領域にまで踏み込んでしまい、私が小説家であることも知られた。
 1週間前よりも30分以上余分にかかって、まっすぐ帰宅。私は早速、ワイフのiPhoneのデータ復元に取り組んだ。機種が違うせいもあって、ステップが若干違う。それでも何とかなるだろうと進めていくうちに、最終段階のデータ移行で、予想外の事態が起きた。先ず、データ移行が進まない。どんどん時間が経過する。その間に、私のiPhoneがなぜかWi-Fiにつながらなくなった。
 結論というか原因はこうだった。この作業において、3台のiPhoneが並んでしまったため、ワイフの新iPhoneが私のiPhoneからデータを受け取ろうとしたらしい。もう一度、新iPhoneのデータリセットからやり直している過程で、それが判明した。早速、私のiPhoneを遠ざけ、さらに念のため、電源も切った。それにより、データ移行は、今度はスムーズに完了した。
 ところが、晩御飯後、新iPhoneの中身を確認していたワイフから、異常発見の報告があった。キャリアメールが移行されていなかった。私はキャリアメールは使用していないので(迷惑メールが多いから)、1週間前の機種変更でも、この処理はしていない。たぶん大昔はしていた。結局、私が判断できない(忘れてしまった)事態に陥ったため、対策に翻弄された。午後11時を過ぎて、もう今日は諦めだね、というところまで行ったのだが、ワイフは粘っていて、あともう一歩というところで、再び私が引き継ぎ、やっと突破口を見つけて、最後はうまくいった。
 午前零時のハート無制限終了までに、目標数のコインをゲットできた。
 その後、午前1時までお絵描きソフトの選定と試用をした後、昨夜忘れた読書をして就寝した。

1月31日(日)「久しぶりに休日のイオン・・・の風さん」
 7時間休眠(睡眠と休養)で起床。月末の日曜日、というより、明日が月初で月曜日という方が、節目を強く感じる。
 例年長く感じる1月。この1月は充実していたのだろうか。昨年から原稿執筆に注力していて、昼夜逆転の生活がずっと続いていた。新型コロナのせいで、年末年始は夫婦だけだったが、原稿執筆の時間が確保できて、かえって助かったのかもしれない。原稿の締め切りをクリアしたあたりから、また特殊雑務への注力が始まったが、どちらかと言うと、継続というより、次の仕掛けの方が多い。高圧洗浄機やiPadminiの購入はそれだ。次の仕事のためだからだ。
 昨日は何とかワイフのiPhoneの機種変更がうまく行ったので、夕方から一緒に買い物に出掛けた。初売りにも行かなかったので、今年最初だと言える。行先はイオン。大きなイオンの中を往復すれば、そこそこの歩数になり、疑似ウォーキングみたいなものだ。そういった期待もあった。
 日曜日なのに、駐車場に余裕がある。やはりまだ緊急事態宣言の影響が出ている。それでも、中に入ると、人が多くいるような気がした。そもそも休日にイオンに来たのは1年ぶりだろう。以前はもっと多かった。少なくとも外国人(中国人旅行者)の姿がない。彼らがいるといないとで、大きく違う。そういった中、いつものルートでショッピングしたが、今日の最大の目的は、ウォーキングシューズの購入だった。これはお義母さんからのプレゼントに相当するもので、私もワイフもどちらも必要な品物だった(破損または老朽化していて更新が必要だったから)。私の買い物は基本的に直感判断である。ざっと眺めて、気に入った物が、それらの中からすぐ見つかる。しかし、いつもそうだが、気に入ったものは高価だ(笑)。今日もそうだった。でも、お義母さんからのプレゼントとして購入するなら、それがベストだと思われたので、今日は敢えてそれにした。残念ながら、希望サイズがなかったので、お取り寄せになってしまった。ワイフはおとなしい(地味な)デザインの物を選択して購入していた。
 イオンモール内のレストランも午後8時までの営業だったため、やや早めに夕食にした。帰宅も早くなった。
 午前零時になり、節目が過ぎた。新ツムしか出ないガチャを始めてやった。そうか。こういう感じなのか。と満足感を覚えたが、よく計算してみると、ここで新ツムをすべてスキルマにしてしまうと、これからやってくるピックやセレボのガチャが引けなくなる。なーんだ。コインは全然余裕はおろかまだ足りないんだ。
 ApplePencilの使い方の練習の3日目だが、けっこう手ごわい。とにかくあと1週間でイラストのラフを提案しなければならない。

2021年2月はここ

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